こんにちは、りっきーです。
最近SNS上で、コロナ禍の影響か、仕事が激務などで随分参ってる人を見かけます。
こういうのをいつも見て思うことがあって
・他人、組織、ルールは利用するものであって利用されてはならない
ということです。
確かにお金をもらっている以上、きちんと労働をして、契約した内容を果たす必要があります。
けど、そもそも労働契約書をきちんと作っているところがどのくらいあるんでしょうか。
そしてその契約書にあなたがやるべき作業内容が記載されているのでしょうか。
答えはNOです。
一部の会社を除き、日本の多くは、新卒で若者を採用し、いろんな仕事をローテーションでやらせていくメンバーシップ型雇用。
職務の内容を明確に定義して採用するジョブ型雇用ではないんです。
前者の場合は、安い賃金で大量の作業を押し付けられていることが多いです。
でも、どこまでやらなくちゃいけないとか決まってないんで、やらなくてもクビにならないんですよ。誰かが穴を埋めてくれます。
無責任だ!という人もいるかもしれませんが、報われないのに仕事をするなんてボランティアじゃないですか。
大人ってのは、互いが互いを最大限利用しあう。ギブアンドテイクの関係で成り立ってるんです。
もちろん、先行投資として見返りを求めずにギブアンドギブで信用をまず勝ち取る戦術もありますが、基本的にはギブアンドテイクです。
テイクがないのにギブしたって仕方ないでしょう。
他人との人間関係に限らず、組織やルールだってそう。
組織なんて法人格という概念でしかなく、物理的に存在してないんですから。
「会社のため~」とか意味不明ですよ。
会社は誰が抜けても回るように再現性を保って利益を出し続けるように運営されるコミュニティなんですよ。
そんな概念的なものに振り回されるの馬鹿らしいので、会社内のルールをしっかりと確認して、責められない範囲で自分のメリットを最大化する、これが大人のマナーです。
使命感は、モチベーションを高く保ったり、自分を奮い立たせるためのエンジンとしては必要ですが、使命感を人質に取られると死にます。
ガソリンには限界があるのに、ずっとアクセルを踏まされ続けるんですから。
使命感ってのは、労働者側の持ちたい人が持つものであって、雇用者側が煽るものではないんです。
お客様は神様理論と同じで、それは店側が言うことで、客が言うことじゃないんです。
ビジネスは、というか仕事問わず、資本主義における大人のやり取りってのは合法の騙し合いです。
違法・不正がない範囲で、相手から搾取する。自分のメリットを最大化する。
もしできるのであれば、ウィンウィンの状態(まぁこれも結局誰かからむしり取ってるんですが)を作る。
そのためにも、そのコミュニティのルールである会社規則や、社会のルールである法律を知ることが重要です。
きちんと調べて、わからなければ知り合いに聞いて、搾り取られる側から搾り取る側に回りましょう。
過激な内容ですが、これは重要なことだと思います。
かつてベンゲルとハリルが、「ルールを極限まで引っ張っり、自分を有利に利用することは、サッカーにおいては卑怯でなく、知性の表現の仕方」と語ってた。メジャーが出れないと見定めて野球を五輪競技に入れ、NPB投入して金を取ったなら、それは日本人の知性の表現だと思いますね。
— ボヘカラ (@BOHE_BABE) 2021年8月7日
このツイートにもありますが、ルールや構造を自分にとって有利にハッキングする。
これこそが「知性」なんだということを自戒を込めてブログに書きました。
残酷な世界でたくましくいきましょう!